晩秋の候、またまた奈良の話題ですが、
何度も訪れている奈良市内で初めて訪ねた寺院の記事です。
寺院名は 『 法蓮山興福院(こんぶいん) 』 と言い、
所在地、法蓮町の地名にもなっている古刹です。
春の桜時分や夏場には半夏生を見に門前までは
訪れたことがあるのですが寺院内は普段非公開で
往復葉書で申し込むと拝観出来るらしいけどそこまでの
トライもしたことがなく、今春特別拝観の機会もあったのに
コロナ禍で中止になってしまい残念に思っていましたが、
11月21日~23日に特別拝観が出来ると
友人からの情報があり、11月23日に行ってきました。
大門には徳川家葵の御紋の幕が張られ、格式の高さが伺えます。
寺伝の由緒によると中世以前までの云々もあるけど
安土桃山期以降、豊臣期から徳川幕府終焉期まで庇護を
受けいた尼寺のようです。
日本庭園などの話になると「小堀遠州」の名などはよく聞きますが
興福院も小堀遠州ゆかりと言われます、庭園を見ても
どの辺が小堀遠州なのか朴念仁にはわかりかねます。(笑)
本堂の写真には小堀遠州の手による本堂扁額を
載せていますのでご覧ください。

入場時に頂いた寺院のパンフです。
今回の拝観は客殿から渡り廊下、途中御霊屋、本堂、鐘楼、
庭を拝見しながらまわりましたが茶室等は拝観していません。
次回春に拝観行事があるようなので見られるかも。

客殿から入って眼につくは生け花というよりはオブジェ。
置物も院の山で採れたモノと言うことで山深い里の趣ありです。

戸板に書かれた絵や襖・障子下部の絵や書も文化財指定らしく
歴史感満載で永く守られてきたように思えましたね。

山の傾斜に沿って長い廊下が本殿方向へ伸び、
庭を見ながら進める様になっていました。小堀遠州の庭?


本殿へ。 浄土宗の寺で阿弥陀三尊像に畏まってお詣りしました。
鐘楼にも庭に降り間近で拝見。

参道を通って寺に向かうとき、山の上に見えていた本堂です。
遠くからでも立派ですが間近に見ると迫力が有ります。
小堀遠州の手による本堂扁額がこれです。
本堂内は撮影禁止ですから写真は撮ってません。
紅葉・黄葉は少し過ぎたようでしたが遠くを見渡せるのは絶景でした。

初めて寺の内部まで見られてよかったです。
お寺の関係者様の説明も親切でわかりやすかったです。
また来春に拝観が可能になったら見に来たいと思いましたね。
では、また~! ♪(o・ω・)ノ))
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